SONY α9の圧縮RAWについて |
いきなりちょっと難しい話になりますが、圧縮には「可逆圧縮」と「不可逆圧縮」があります。
例えば、.zipは圧縮してあっても「解凍」することで元のファイルに戻せますよね。これが、可逆圧縮。
.mp3は人間には聞こえづらい音を削って圧縮しているので、CD音質には戻せません。これが、不可逆圧縮。
SONY α9の圧縮RAWは不可逆圧縮ですので、画像の一部を削って圧縮しているということです。
こちらの記事が良く分かるので、紹介します。
What difference does it make? Sony uncompressed Raw
左が圧縮RAW、右が非圧縮RAWです。
普段の撮影では全く気づかないようなレベルで情報を削っているとは思いますが、非常に大事な撮影なので、非圧縮RAWで撮っておきたい!
ところが、SONY α9での連続撮影時は、非圧縮RAWだろうと、12bit記録に制限されるらしいです。
RAW撮影時に14bit記録できる機種と撮影条件
α9M2は当然のこと、α7M3やα7R3も、連続撮影時でも14bit記録なのに、なぜα9は12bit記録になってしまうのでしょう…。
バッファの関係なのか連続撮影コマ数の関係なのか分かりませんが、14bit記録を優先すべきだと思うんですよね。
ブラケットもこの制限に引っかかってしまうようなので、1枚1枚丁寧に撮るか、小さな違いだからと納得してあきらめるか。
うーん、悩ましいところ…というか、このク○仕様はなんなんだよ、SONYさん!!!