SONY α9がやって来た |
結局フラッグシップ機に行き着きました(^^;
α7R3でも十分満足のいく写真は撮れていたのですが、数少ない不満点を解消してくれるのが、まさにα9だったんですよね。
さて、買う!となったら、いつもの通り、吟味しまくって安くて綺麗な中古のボディを探しました。
某電化製品屋で注文してから1週間ほどで到着して、まずボディが新品同様に綺麗なのにビックリ!
メカシャッターのみの計測にはなりますが、撮影枚数はなんと62枚で、二度ビックリ!!(ショット数.com調べ)。
α7R3については、1年間使って、たった1万円の出費で済みました(^^)
私は楽天のヘビーユーザーなのですが、楽天ポイントの還元分などを考慮すると、+数万円で新品同様のα9と交換できた計算になりますので、だいぶラッキーだったかな♪
せっかくなので、移行して良かった点などをまとめてみます。
<α9へ移行して良かったところ>
・AFへの不満解消
位相差検出方式での測距点数は、α7R3は399点(撮像エリアの68%)、α9は693点(同93%)ですが、思った以上にこの差は大きかったです。
実質、このエリアを外れてしまうと、コントラストAFがあるとはいえ、ピントが合いづらい、もしくは全く合わなくなります。
画面の端でもピント合わせが楽にできるようになったのは、大きな進化と言えます。
また、AFの食いつき方が大きく違うのと、トラッキングAFが使えるようになったのも、嬉しい限りです♪
LM-EA7+Biogon28mmの組み合わせで、期待したほどではないですが、少し絞ってもピントが合うようになった気がします。
・秒20コマでのブラックアウトフリー
AF追従で秒20コマの連写が可能になりました。
しかも、連写中であってもブラックアウトしません!
一眼レフだと、ミラーを跳ね上げるためにどうしても一瞬のブラックアウトが発生するのですが、こいつにはそれがないのです。
後述しますが、疑似シャッター音を出しているとはいえ、無音で秒20コマを撮ることも出来るわけで、写真を撮っているという感じがしません(^^;
ただ、これによって、写真の撮り方に変化が出てきたのも事実です。
どうしても撮り逃したくないときには、とりあえず秒20コマで連写しておいて、あとから良いカットを選ぶという方法が使えます。
撮りすぎるとチョイスが面倒ですし、HDDの容量を圧迫しますので、普段は丁寧に1コマずつ撮るようにしています。
おかげで、UHS-IIの256GBのSDカードを追加購入することになりました。
・フォーカス枠の色変更
α9のファームウェアVer. 6.00にて、フォーカス枠の色を変更できるようになりました。
RX100M7では最初からできていたのですが、これがついにα9でも採用されたのは、瞳AF対応に加えて神アップデートと思っています。
α7R3はフォーカス枠が黒なので、ぱっと見でどこにあるのか、分かりづらかったんですよね。
やり方によってはオレンジにすることもできるのは知っているのですが、ひと手間必要だったので、非常に使いづらかったです。
私は赤にしていますが「この機能がなかったらα9に変えなかった」と思えるほど、買い替えの要素として大きなポイントでした。
・α7R3のアクセサリー類がそのまま使える
α7R4やα9M2では、形状が違うために今までのアクセサリーが使えないものが多いです。
その点、同世代のα9ではそのまま流用できるものが多いので、余計な出費をしなくて済みますね。
・RAWのファイルサイズ
RAWで撮影した場合、1ファイルあたり、α7R3(4240万画素)では40MB強、α9(2420万画素)では20MB強になります。
画素数が多い反面、当然ファイルサイズが大きくなりますが、ハードディスクの容量を食いますし、ファイル転送にも時間がかかります。
webで見せる程度でしたら、2420万画素で十分ですし、秒20コマで2420万画素なんてよく実現できたな!と感心するほどです。
<α7R3の方が良かったところ>
・トリミング耐性
画素数以外に、ローパスフィルターの有無(α7R3:なし、α9:あり)が効いているせいか、画質面ではα7R3に分があります。
α7R3では、疑似マクロ撮影などでAPS-Cモードをよく使っていたのですが、α9では一切使わなくなりました。
APS-Cモードだと、α7R3では1800万画素程度は確保できましたが、α9では870万画素しか確保できませんので、なるべく使わないようにしています。
<雑感>
・メカシャッターと電子シャッター
α7R3ではメカシャッターがメインでしたが、α9では電子シャッターがメインになります。
もちろん、α9でメカシャッターをメインにしても良いのですが、秒5コマ(α7R3は10コマ)になってしまいます。
更に、アンチディストーションシャッターのおかげで、電子シャッターの弱点を克服していますので、メカシャッターを使う理由があまりありません。
あえてメカシャッターを使うのはストロボ撮影時くらいなので、基本は電子シャッターを使っていくことにしました。
ですが、「撮ってる」感がまるでないですね(笑)。
シャッターを切ったときの音がショボい電子音ですし、手に感触が伝わってこないのです。
その点、EOS-1D Xは秒12コマでしたが、連写しているときの爽快感はたまらんものがありましたw
電子シャッター時のシャッター音の重厚化と、シャッターを切った感触をギミックで付けたら、もっと売れると思いますよー >SONYさん。
ですが、秒20コマでブラックアウトフリーなのは何物にも変えられない最大の利点なので、これに慣れることにします。
・手ブレ補正
仕様書には、α7R3では約5.5段分、α9では約5.0段分の補正効果と書かれています。
正直、5段分も手ブレ補正が効いているような感じはしません(^^;
レビューブログなんかで、この差を問題視するような書かれ方をしているのを見かけますが、本当にそうでしょうか?
画素数が多い分、α7R3の方が手ブレが目立ちますので、0.5段分の差は誤差の範疇と言っても良いと思います。
0.5段分の差を気にするようなシチュエーションだったら、私は被写体ブレの方に気を遣いますけどね。。。
さぁ、ガンガン撮るぞ!!